「ヒョンそんなにおなかすいてんの?」粘りつくようなキスをするユノを引き離し、チャ ンミンは意地悪く笑う。引き離されたユノは名残惜しげに 「チャンミナ〜腹ペコだよ〜早く食べさせてくれよ〜」 「ヒョン、僕をあんなに傷つけてそんなにすぐにありつけると思ってんの?」 チャンミンはユノの太ももに頭をのせて、寝転がったままユノを見上げてニヤリと笑った。 「チャンミナ〜許してください。何でも言う事聞くから、この美味しそうなご馳走とりあ えず、食べさせてください。お願いします」情けない顔をして、ユノはチャンミンのはだ けたシャツの中へ手を入れた。  チャンミンはパッと体を横に向け、ユノの手から逃れた。 「まだだよ!」きつくそう言い 「あ…いいの見つけた…」チャンミンは小さな子供がおもちゃでも見つけたように、瞳を キラキラさせて目の前にあるユノ自身を指でなぞった。 「さっきは上半身に失敗したから…フッフッフ今度こそ…」チャンミンは一人呟く。 「うッ…」思わずユノが上げた声に満足したようにチャンミンは 「ヒョン…気持ちいい?」 「…ああ…」ユノは目を閉じ、チャンミンの髪をかきむしる様に頭を掴んだ。  チャンミンがなぞるそこは形を成し、ユノに穿かれたチャンミンのパンツの中で窮屈そ うにし始めた。 「ヒョンだ…」チャンミンは小さな声でそう呟くと、パンツの上から口づけた。そして、 ユノを見上げる。  ユノはチャンミンの頭を掴み、引き寄せる様に力を入れ、何かを堪える様な顔をした。 「ヒョン…声出せよ…」チャンミンがパンツからユノ自身を解放すると、閉じ込められて いたユノ自身がプルンと躍り出る。 「オー ヒョン、待たせて悪かったね」ユノの顔をチラチラと見上げながら、それを口に 含んだ。 「あーチャンミナ」ユノは愛しげにそう呼び、チャンミンの頭に口づけた。  ユノの様子を窺いながら、チャンミンはそれを口で弄んだ。 「ウッ…チャンミナ」我慢できずにユノが声を出す。  その声を聞き、チャンミンは満足気に益々楽しそうにユノ自身と戯れた。 ユノは、チャンミンのはだけていた上着を脱がし、体を折り曲げ背中に舌を這わせた。 チャンミンは一瞬逃げようとしたが、重なる体が邪魔をして動かす事が出来なかった。  眠っていた感覚が呼び起こされる。 背中を走る快感にチャンミンは戯れていたユノ自身から離れた。 ユノはチャンミンが離れてしまい「ハァー…」と残念そうな声を上げ、体を起こした。 チャンミンは声を上げるユノの顔を見上げ、両手を差し出した。 その腕を取り、チャンミンを起こし抱きしめるユノ。 「ヒョン、気持ち良かった?」 「ああ、なんでやめるんだよ…」拗ねたように言うユノに 「お仕置き」チャンミンは背中に回す手に力を込め、覆いかぶさりキスをした。 そして、すっかり立派にそそり立つユノ自身を手のひらで、優しく包み込んだ。 キスをしながらユノが「触ってもいいだろ?なぁーもういいだろ?」少しイライラして聞 くがチャンミンは 「ダメ!ヒョンがいってから」冷たく言い放った。 「ハァー…」深いため息をつき、諦めたようにキスするのも止めて 「お仕置きどころか、拷問だな…もう好きにしてくれよ」大の字にベッドに身を投げた。 「そうそう、最初からそうやって大人しく言う事聞いてれば良かったんだよ」チャンミン は、ニヤリと笑い、ユノ自身を握りしめ、胸の突起を舌で転がした。 「チャンミナ…」うっとりしたような声を出すユノの顔を見上げ、ユノ自身から溢れだす 蜜を指で絡めとり、ペロリと舐めて見せた。 「ヒョン…感じてるんだね?嬉しいな」ゆっくりじっくり触っていた動きを徐々に早める 「チャンミナ…いいよ…」 「ヒョン…」チャンミンはユノの唇を求め、激しく舌を絡めながら、ユノの絶頂を導いた 「…ァ …ァ…」ユノの言葉にならない喘ぎがチャンミンの舌に絡まった。 ユノはチャンミンの背に腕を回し抱きしめる。 「ヒョン…好き?」耳元で囁くチャンミン。 抱きしめる腕に力を込め 「愛してる?」囁き返すユノ。 二人はおでこを合わせて、微笑みあい、いつまでも熱いキスを繰り返した。