日本エコツーリズム協会(JES) 推奨制度
グッドエコツアー チェックリスト
事業者名: (有)対馬エコツアー
ツアー名: 対馬の自然と歴史を満喫するシーカヤックツーリング
番号  楽しく、質の高いツアーを!  条件 Check
1 ツアーには、専門的知識を有するガイドが同行します。 必須
自然・歴史などの知識を有するガイドが同行し、また、常に知識の向上に努めています。
2 対象者の興味や体力などに配慮して、ツアーを行っています。 必須
事前に当日の体調などの聞き取りを行い、コース設定の変更・修正を行います。
3 参加者の発見、感動、楽しみを引き出す工夫をしています。 必須
海面使用ルール・マナーの範囲内で、参加者の能動性・好奇心を大切にしつつ、楽しいツアーを心がけています。
4 プログラムのテーマあるいはねらいが明確です。 必須
自然のなかでの遊びを通して、自然の意味・価値を再認識し、人と自然の共生関係について学びます。
5 ツアーは、障害者も参加可能な仕組みをとっています(障害の内容やしくみについて具体的にご記入下さい)。  
自閉症の子どもたちと親のためのツアーを年1〜2回行っています。その際はガイドを増やし、万全を期しています。
6 アンケート等を行い、参加者の意見をツアーに反映しています。  
ツアー終了後にアンケートシートに記入をお願いし、ツアー内容改善の参考にしています。
番号 参加者が安心できるツアーを! 条件 Check
7 ツアー中の事故などをカバーする保険に入っています。 必須
事故を避ける最大限の努力をしつつ、万一に備えて傷害保険・賠償責任保険(AIU)に加入しています。
8 救命救急法のトレーニングを受けたガイドが同行します。 必須
スタッフは、室内・野外で消防署員・医師による救急救命トレーニングを受けています。
9 事故などへの緊急対応がマニュアル化されています。 必須
自動車の乗入可能な海岸数ヶ所のコースへの組み込み、船舶の待機、警察への連絡をマニュアル化しています。
10 天候による予定の変更が準備されており(判断基準の明確化など)、利用者にもその旨が伝えられています。  
天候によるコースの変更、ツアー自体の中止の可能性を、参加者に通知しています。
番号 資源を守るツアーを!  条件 Check
11 参加者に対して、地域や自然環境への配慮を促す説明等を行っています。 必須
行程中の無人島などで参加者に漂着ゴミを収集してもらい、世界規模で広がる海洋汚染を実感してもらいます。
12 フィールドでのゴミの持ち帰り及び排泄物の適切な処理を行っています。 必須
ゴミはすべて持ち帰り、水溶性ロールペーパー等をカヤックに積み込んでいます。
13 資源保全のためのガイドラインを自主的に設定し(もしくは既存のガイドラインを取り入れ)、遵守しています。 必須
魚介類の採集禁止などのルールを設定し、ホームページでも明示しています。
14 フィールド特性に合わせた人数制限を行っています。  
基本的に少人数参加型ですが、参加者が多い場合は複数のコースに分かれてツアーを行います。
15 環境調査(社会調査、自然調査)を行いツアーに反映しています。  
エチゼンクラゲなどの海洋生物の移動・漂着ゴミの状況などを調べ、ツアーに反映しています。
16 ツアー参加費の一部が地域や自然の保全資金として使用されています。  
ゴミ回収イベントなどの際は無償で艇とスタッフを提供し、お祭りなどの際のカヤック体験試乗会では割引を行っています。
番号 地域に貢献するツアーを! 条件 Check
17 地域の歴史や文化、生活などについての情報提供を行っています。 必須
事前の打ち合わせの際やツアー中に、島の自然や歴史、文化などの情報提供を行っています。
18 地元資本の観光事業者(食事・宿泊・交通等)の利用を促進しています。 必須
ツアー中のランチには地元の食材を使い、宿泊や交通機関の情報提供も行っています。
19 ツアー中に地場特産品の紹介が行われています。  
食材を中心に、お客様の嗜好にあわせて地場特産品の紹介を行っています。
20 ツアーの企画・実施にあたって、地域住民の参画があります。  
地元出身スタッフも多く、地域の知り合いからの新鮮な食材の提供などがあるため、お客様に喜ばれています。
各項目について、その他に取り組んでいることがあれば、記入してください。

 地域住民に対しては、地域の自然や歴史の価値・楽しさを伝えるため、会員価格(通常の半額程度)でツアーを提供しています。ゴミの投棄や乱開発などは、地元の自然や文化に関心を持たない地元の人々によって引き起こされることがあるためです。
 また、ツアーの際に地元の若者をサポートスタッフとして連れていくことによって、観光客(外部)の目から見たこの島の素晴らしさや問題点について地域住民に考えてもらうよう努力しています。観光客の方にも、素朴で多様な地元の人々との触れ合いは楽しい時間となっているようです。